・女子高生は需要があることを知っているのか

一つ目からある意味とんでもないテーマです。
多分、あなたが高校生以上ならなんとなく解るんじゃあないかと思うんですが、世間で女子高生はニーズがあります。

Aさんという女性の高校生がいたとして、Aさんそのものには世間的なニーズがなかったとしても、ただ、女子高生というだけでニーズがあります。
俺は自分が高校生のころ、そのことをあまりよく知りませんでした。高校生の女の子は自分にとって「女子高生」と言うよりは「同級生」でした。
まあ、これは、俺の通っていた高校が私服だったからかもしれません。「女子高生」というのは一般的に制服を着た女の子の高校生、という意味だと解釈されます。


で、社会人になってから解ったのですが、実は女子大生もニーズがあります。
要は「女性」の「学生」はニーズがあります。女子中学生だって女子小学生だってニーズはありますが、そこまで行くと明らかに犯罪の匂いがしてくるので、一番ニーズがあるのは女子高生です。多分。




若いっていいわね、みたいな台詞をドラマなんかで聞いたりします。
あれは若い人には多分深い意味まで解らないんだろうなと思います。俺だって二十代の若造なのでそこまで深くは解りません。
けど、やはり若いってだけで世の中ではニーズがあるのです。ちやほやされる可能性は上がるのです。もちろん本人の器量によっても変わりますが、さして美人でもない子が、女子高生で制服を着ている間は、ちやほやされる可能性が高くなるのです。

で、女子高生自身は、そのことを知っているんだろうかと考えます。
なんとなく知っている人はいると思います。俺も高校時代、考えてみれば明確に解っていなくても、世間から向けられる女子高生への視線が嫌でした。例えば、俺の好きだった同級生が大学生と付き合うようになったと聞いたとき、なんだか意味もなく嫌な気分になったものです。
思えばあれは、相手の大学生がもしかしたらその子を「女子高生」として見て、そのブランドに寄ってきたんじゃなかろうかと思ったからでした。


良かれ悪かれ、女子高生には、女子大生にはブランドがあります。
俺は、当人たちも多かれ少なかれそのことを知っておいたほうがいいんじゃないかと思います。

それは、学生でなくなったとき、自分を取り巻くブランドがなくなったとき、初めて個の女性として世間から評価を受けることを知っておいたほうがいという意味です(もちろん、親しい人からは個の女性として前々から見られているでしょうけども)。


制服を着ているうちはちやほやされていた女性が、二十数歳になった途端掌を返される。
まあ、二十代前半ならまだいいのかもしれませんが、歳を取れば取るほど冷静な評価を下されます。ブランドがないので、その人ものの純粋な評価が下されます。

そのとき、胸を張って自分をアピールできる女性であってほしいのです。
いや、お前何様だよお父さんかよと言われてしまいそうですが、なんか、なんとなく。




まあ、親しくなってまで「女子高生」「女子大生」というブランドを通して人を見る人ばかりじゃないですけどね。多分。
説教臭いですが、若い人間が若さだけを売りにしちゃあ後々困るんじゃないかという話です。

もちろん男も。

2006.8.20(日)記